こちらは章姫というイチゴの品種です。研修先の露地で栽培しているものになります。8月末頃からランナーを育て、10月上旬にそのランナーを定植しました。しかし、御覧のようにすでに左の葉の上に炭疽病と呼ばれる黒い斑点が確認出来ます。
炭疽病はイチゴの中でも発生する機会が多い病気の1つです。しかしながら、治療効果のある農薬は少なく、予防が基本になります。もしくは露地栽培を行う場合は宝交早生などの炭疽病に強い品種を選択しましょう。
この章姫には他にもうどん粉病やアブラムシが発生していました。イチゴは多年草で1年以上同じ場所で栽培することは出来ますが、土壌の病原菌が増殖するため、同じ場所での連作は避けるのがベストです。
家庭菜園では土を入れ替えたり、プランターで栽培した後に、土を太陽熱で消毒するのが効果的です。北海道のように夏に高温にならない場所では土壌消毒も有効な手段です。